キャンパス・セクシュアル・ハラスメント・全国ネットワーク

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第23回全国集会 in 京都 (2017)

キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク
第23回全国集会 in 京都

主催:キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク

 キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク(CSH)は、大学のセクシュアル・ハラスメント問題に関心のある個人と団体の会員が、情報交換や意識啓発、問題解決のための諸活動を行うことを目的に、1997年に結成されたネットワークで、全国集会は、ネットワークのメンバーが集い、セクシュアル・ハラスメントや関連した問題について、議論と情報交換を行う場です。
 今年は、相次いでいる、深刻な大学生の性暴力事件を踏まえ、このような事態を防止するために大学はどうしたらよいのか、万一起こってしまった場合、大学はどのように対処し責任を果たすべきか等をテーマとします。前日のプレ企画もあわせ、皆さんどうぞご参集ください。

2017年8月19日(土) プレ企画
2017年8月20日(日) 全国集会
場所:ウィングス京都

19日参加費: 個人会員無料、団体会員は2名まで無料・3名以上は1名1000円
非会員・一般1000円、非会員学生500円
   (参加申し込みの事前予約不要)
20日参加費: 個人会員無料、団体会員は2名まで無料・3名以上は1名1000円
非会員・一般2000円、非会員学生500円
   (参加申し込みの事前予約不要)
問い合わせ先:関西大学 石元 ishimoto@kansai-u.ac.jp
Phone: 06-6368-0705

【プレ企画】 8月19日(土)16:00~18:00 2階セミナー室

「インターネット社会の若者とポルノ文化」
講師:鈴木謙介氏 (関西学院大学) 「若者のインターネット利用の現状と問題点」
中里見博氏(大阪電気通信大学) 「ポルノグラフィの実態とそれがもたらす影響について」
司会・コーディネーター:石元清英(関西大学)

 現在では、インターネットを通じて、無数の無修正ポルノグラフィ動画を容易に視聴することができます。これらの動画における女性は、自らの意思をもたない「モノ」化された肉体であって、男性の思い通りになる性的欲求の対象物でしかありません。そこでは男性が女性を力で支配し、強姦まがいの性行為によって女性に性的快楽を与えるといったストーリーが少なくありません。男子大学生の多くも、ポルノ文化に接していると思われます。そしてこうしたポルノ文化の影響を少なからず受けているのではないでしょうか。
 今回のプレ企画では、インターネットはじめ情報化社会の最新の事例研究に取り組んでおられる鈴木謙介さんと、人権の視点からポルノグラフィや売買春の実態を研究されている中里見博さんのお二人に若者とポルノ文化について、その現状と問題点を語っていただきます。

<プログラム 8月20日(日)>

【分科会(10:00-12:00)】

分科会 1 相談員・委員のための相談対応研修ワークショップ「ハラスメント相談・対応のスキルを磨く」セミナー室A

担当:高木里美(NPO法人福岡ジェンダー研究所理事・ソーシャルワーカー)

分科会 2 大学における性的マイノリティの人権保障 セミナー室B

・安食真城(龍谷大学) 「調査結果からみえてきたもの」
・「にじりゅう」のみなさん 「にじいろvoice ~LGBTsフレンドリーなキャンパスへ」

分科会 3 望まないセックスを防ぐために:同意をめぐる学生向けワークショップの作り方 会議室1・2

・大澤祥子氏(ちゃぶ台返し女子アクション)
・古久保さくら氏(大阪市立大学人権問題研究所)
司会・コーディネータ 牟田和恵(大阪大学)

【お昼休憩】 12:00-13:30

【シンポジウム(13:30-16:00)】学生の性暴力と大学の責任 2Fイベントホール

司会・コーディネータ 村田泰子(関西学院大学)・牟田和恵(大阪大学)
シンポジスト:
関口久志(京都教育大)  「性暴力の被害救済と防止のために大学がすべきこと」
周藤由美子氏(京都性暴力被害者ワンストップ相談支援センター 京都SARA)「性暴力被害者の心理を理解した大学の対応・ケアの必要性」
徳永桂子氏(思春期保健相談士) 「中高における性教育に性暴力予防の視点を」
吉田容子氏(京都弁護士会) 「学生による性暴力事件─大学の法的責任」

相次ぐ学生の性暴力事件は、大学にとって切実な問題を突き付けています。「捜査権限が無いから大学には何もできない」と責任逃れするのは論外としても、同時に、大学ができることの限界もあるでしょう。大学に求められる法的責任はどのようなものか、被害者に対し大学がなすべきことは何か。大学でどのような予防教育が可能か。また、学生たちが高校生までどのような性に関する知識や情報をもって大学に来ているのかも知る必要があるでしょう。こうした諸側面から幅広く、学生の性暴力問題について考えていきます。

【全体会(16:15-16:45)】

・代表者会議からの報告
・最近の処分、訴訟動向について
司会 武田万里子(津田塾大学)

2017全国集会チラシ

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