キャンパス・セクシュアル・ハラスメント・全国ネットワーク

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第18回全国集会 in 京都(2012年)

キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク
第18回全国集会 in 関西

主催:キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク

今年度の全国集会は、「体育会系文化とハラスメント」をテーマに、京都にて開催します。一日の開催ですが、遠方から泊まりで来られる方もおられることも考え、前日にプレ企画と懇親会を設けました。ぜひご参加ください。

9月8日(土) プレ企画・懇親会

プレ企画:「シェルター設置型ハラスメント相談室の実践」(16:00-18:00)

  • 報告者:御輿久美子さん(奈良県立医科大学女性研究者支援センター/アカデミックハラスメントをなくすネットワーク)
  • 内容:教員は学生と違い、指導教員の変更等ができず、ハラスメントを受けた場合、病気か休職に追い込まれることが多い。奈良県立医科大学では、女性研究者研究継続の柱として、シンビオティックラボ(共生ラボ)というものを設置した。ここでは、妊娠・出産・育児や介護にあたる女性研究者支援と同時にハラスメント当事者へのシェルター機能を持っている。この制度の創設と運用について、お話しいただく。また看護学分野におけるハラスメントの現状と対策についても語っていただく。
  • 司会・コーディネーター:吉野太郎
  • 会場:「キャンパスプラザ京都」(〒600-8216京都市下京区西洞院通塩小路下る)※ビッグカメラ前、JR京都駅ビル駐車場西側、TEL:075-353-9111
懇親会(18:30-20:00)
  • 場所:ハトヤ瑞鳳閣(〒600-8234 京都市下京区西洞院通塩小路下ル南不動堂町802)※キャンパスプラザ京都の西隣、TEL:075-361-1231
  • 会費:5500円(一般)、3000円(学生)
  • 申し込みは8月15日までに、担当 牟田muta@hus.osaka-u.ac.jpまでお願いします。
9月9日(日) 全国集会

会場:「京都テルサ」(〒601-8047 京都市南区東九条下殿田町70番地 新町通九条下ル 京都府民総合交流プラザ内)
※JR京都駅[八条口西口]より南へ徒歩10分/近鉄東寺駅より東へ徒歩約5分/地下鉄九条駅4番出口より西へ徒歩約5分/市バス九条車庫南へすぐ)、TEL:075-692-3400

*「プレ企画」と「懇親会」、「全国集会」の会場がそれぞれ異なりますのでご注意ください。

分科会(10:00-12:00)

分科会に人数制限はありません。事前申し込みは不要です。

分科会1 「大学におけるセクシュアル・マイノリティとハラスメント」
  • 報告者:塩安九十九さん(G-front関西)、大学生のみなさん
  • 司会:石元清英(関西大学)
  • 内容:これまでの大学におけるハラスメント防止対策で、セクシュアル・マイノリティの存在を考慮に入れた取り組みは、ほとんど行われていません。いま大学において何が問題なのか、何に取り組まなければならないのか、セクシュアル・マイノリティの現役学生たちから提起してもらいます。
分科会2:「当事者の視点に立った支援とは~SACHICOの取組みから考える大学での性暴力被害への対応~」
  • 報告者:谷田寿美江さん(ウィメンズセンター大阪)
  • 内容:性暴力被害直後からの総合的支援を行う性暴力救援センター・大阪(SACHICO)がスタートして、はや2年が経ちました。その取組みの現状について報告してもらい、実際に大学内外で学生が被害に遭った場合、どう対応することが支援となるのかを、一緒に考えてみましょう。
  • 司会:牟田和恵(大阪大学)
分科会3「大学はハラスメントの事例に具体的にどう対応していくのか」
  • 報告者:中野冬美さん(大阪大学 専門相談員)、北 明美さん(福井県立大学 教員)、宮本由起代さん(関西大学 専門相談員)
  • 内容:ハラスメントの相談を窓口で受けたその後、具体的にどのような手順で、誰が、どのような対応をして解決や被害の拡大防止をしているのでしょうか。今回は相談スキルやシステムの議論ではなく、実際に大学を動かしていく面に光をあてて、各大学での工夫、問題点、気を付けたいことなどを報告し合い、情報交換を進めます。
  • コーディネーター・司会:北仲千里(広島大学)、横山美栄子(広島大学)
シンポジウム(13:00-15:45):「体育会系文化とハラスメント」

近年、体育会系男子学生による性暴力事件の報道が相次いでいる。体育会男子学生が引き起こす性暴力事件は、いまに始まったことではないが、これらの性暴力の背景に、体育会における、力を競い合い、男らしさを誇示する独特の男中心文化があるのではないだろうか。そして、女性を身体的能力の劣る存在とみなし、身体的能力以外のさまざまな面でも男は女よりも優れているという女性への見下し意識も体育会男子学生に根強いように思われる。さらに、上下関係の重視、指導という名の暴力の横行も伝統とされ、体育会文化のなかに存続している。
また、体育会学生のなかには、課外活動に力を入れるあまり、正課授業を軽視する傾向がみられ、大学が行う人権教育やハラスメント防止のための啓発が届きにくい存在となっている一面がある。
今回のシンポジウムでは、体育会文化がどのような点でセクシュアル・ハラスメントをはじめとする、さまざまなハラスメントを生起しやすいのか検証し、どのような対策が可能なのかを考え、快適なキャンパス環境をつくっていくための方途としたい。

▼シンポジスト

  • 山田ゆかり(スポーツ・ライター、早稲田大学非常勤講師、一般社団法人飛騨シューレ代表理事)、「スポーツ界とセクシュアル・ハラスメント」
  • 熊安貴美江(スポーツとジェンダー研究 大阪府立大学 女性学研究センター 准教授)、「スポーツにおける暴力やセクシュアル・ハラスメント調査から見えてくるもの」
  • 多賀太(関西大学)、「男性支配の正当化と体育会文化」
  • 司会:牟田和恵 (大阪大学)、村田泰子(関西学院大学)
全体会(16:00-16:30)
  • 代表者会議からの報告
  • 最近の処分、訴訟動向について
  • 司会:石元清英(関西大学)
その他

▼参加費

  • 個人会員無料
  • 団体会員は2名まで無料・3名以上は1名1000円
  • 非会員一般1500円
  • 非会員学生500円

*参加の事前申込は不要です

▼全国集会の問い合わせ:村田(ymurata@kwansei.ac.jp)

  • 各大学ポスター、パンフレット・ガイドラインなどの情報交換コーナーを設けます。ご提供いただける方は、ぜひお持ち寄り下さい。
  • 昼食について 館内にレストランがありますが、全員分は対応できません。持参されることをお勧めします。会場内で飲食していただいてかまいません。
  • 宿泊は各自で手配して下さい。
第18回全国集会チラシ(pdf. 地図入り, 2012年7月18日更新)
©2011キャンパス・セクシュアル・ハラスメント全国ネットワーク